浄化槽保守点検

浄化槽の保守点検とは

浄化槽は生きた微生物が活躍し汚水を処理するとてもデリケートな装置です。

浄化槽の中の微生物に酸素を供給するブロワー(送風機)等は休みなく連続運転されますので、故障等が発生しないように点検が必要となります。
浄化槽が正しく機能するためには適正な維持管理が必要です。

浄化槽の
・いろいろな装置が正常に働いているか点検し、
・装置や機械の調整・修理、スカムや汚泥の状況を確認し、
・汚泥の引き抜きや清掃時期の判定、
・消毒剤の補充
といったことを行う「保守点検」の実施が必要です。

「保守点検」の作業には技術上の基準が定められており、この基準を守るには専門知識や技能、経験さらに専用の器具・機材が必要なため、当社のような長野県知事の登録を受けた保守点検業者が行います。

「保守点検」は家庭用の小型合併処理浄化槽は4ヶ月に1回以上行うよう定められています。  (保守点検の回数は、浄化槽の大きさや処理方式によって異なります。)

小型合併浄化槽の構造

    


浄化槽の働き と 仕組み

浄化槽の種類 合併処理浄化槽

水洗トイレ汚水と台所排水、風呂、洗濯、洗面等の生活雑排水をあわせて浄化する
(仕組み)

単独処理浄化槽

水洗トイレ汚水だけを浄化する

合併浄化槽の≒8倍の汚れが河川などに排出されています。
現在「単独処理浄化槽」の新規設置は法律で禁止されています。
※以前に設置された方で「単独処理浄化槽」をご使用の方は、なるべく「合併処理浄化槽」へ設置替えをお勧めいたします。

抜群の性能

合併処理浄化槽の性能は、汚れの指標であるBOD(生物化学的酸素要求量)除去率が90%以上、放流水のBODは20mg/リットル以下となっています。
これは公共下水道の処理と同レベルの性能です。

汚れがきれいになる理由

汚水の中の汚物を浄化する主役は、浄化槽の中のたくさんの種類のバクテリアや原生動物などの微生物です。
微生物が汚物を食べ、きれいな水だけを残してくれるのです。
微生物には大きく分けて、空気を好まない嫌気性のものと、空気がないと弱ってしまう好気性のものがいます。
それらの微生物が力一杯働き、きれいな水が出せるよう、それぞれが働きやすい環境を整えてあげなければなりません。

汚泥を定期的に引抜こう
清掃の実施)

浄化槽に入った汚水は微生物の働きなどにより浄化されますが、この過程で必ず、汚泥やスカムといった泥の固まりが生じます。
それら泥の固まりを引き抜き、付属装置や機械を注水・洗浄する作業が清掃です。 詳細

清掃は浄化槽の維持管理にとても重要な作業であり、浄化槽の所有者(設置者)には年1回以上の清掃実施が義務づけられています。(浄化槽法10条)

清掃の実施については、
長野市生活環境協同組合(⇒ 026-232-4322)か、
保守点検を契約している業者に ご相談ください。

浄化槽の仕組み

(環境省のアニメ説明ページ)
嫌気ろ床槽又は沈殿分離槽

トイレや台所などから入ってきた汚水の固形物を分離し、嫌気性の微生物の働きで有機物を分解します。

(ワンポイント)
接触ばっ気槽

ブロアー(ばっ気機器)で空気を送り、接触材に付着、増殖した好気性の微生物の働きで汚水を浄化します。 ブロアーの電源を切ると微生物の働きが悪くなりますので絶対に切らないでください。

(ワンポイント)
沈殿槽

汚水を浄化した微生物のかたまりは汚泥として沈殿分離します。
概ね、年に1回専門の清掃業者によって抜き取る必要があります。

(ワンポイント)
消毒槽

きれいになった上澄みの水を消毒剤で消毒し放流します

自己管理マニュアル(厚生労働省HP)